2025年6月 市瀬 豊和さん
(株式会社山櫻 代表取締役社長)
継続は力なり

─ 本日はお忙しいところお時間を頂き誠にありがとうございます。先日5月3日(土)18時からのテレビ東京系の番組「知られざるガリバー」を拝見しました。まず会社のことを教えてください。
市瀬さん: わが社は、1931年に我が祖父の市瀬邦一が創業し、今年で94年目を迎えております。事業のドメインは、名刺・封筒等の事務用紙製品の製造販売をしており、約2万社とのお取引をさせて頂いており、年商は120億円、従業員505名です。
─ ご入社されたのは、いつで、社長にご就任はいつからされたのですか?
市瀬さん: 1991年に入社して、工場、営業と各部署で経験を積まされ、2004年に代表取締役社長に就任しました。
─ 貴社の特長や強みを教えてください。
市瀬さん: 弊社は創業以来、人と人、人と企業、そして企業と企業の出逢いを、名刺・封筒などの紙製品という形(メディア)を通じてお手伝いしてまいりました。この想いを更に拡張し、紙製品の領域にとどまらない様々な『カタチ』で、『出逢ふ』をサポートさせていただきたいと思っています。
弊社は、業界に先駆けて、古紙を配合した紙製品の開発、プラスチックケースの廃止、SDGsに貢献するエシカル製品(森林認証紙など)の採用で、衣装ハンガーの開発。さらに廃棄されていたバナナの茎を活用したバナナペーパーの開発で、ザンビアの工場稼働による25名の雇用拡大とその家族約500名の貧困生活の改善にも貢献しています。さらに食品ロスに貢献するために、廃棄されていた「おから」を再利用したおからペーパーの開発と、常に「業界に先駆けるチャレンジ精神」で、デジタル化と地球環境を配慮したサステナブルの2面の中で会社を運営、社会に貢献したいと考えています。今や弊社の製品の80%は環境と社会に配慮した製品です。
─ 今後の貴社の未来は?
市瀬さん:
名刺は無くならないと考えていますが、デジタル化に合わせて進化は必要です。
VISION(提供価値) は、紙とテクノロジーの力で出逢いに寄り添い未来をつくる。企業理念は、すべての出逢いを未来の豊かさへつなぐためいまを大切に輝き続ける企業を目指しています。
─ 個人的なことをお聞かせください。ご生年月日を教えてください
市瀬さん: 1962年12月17日 東京生まれです。
─ ラグビーは、いつからでいつから始められたのですか?
市瀬さん: 幼稚舎からで、大学までラグビーを続け、社会人になってもラグビーをやり続けました。今年3月まで蹴球部OBOG会の黒黄会の理事長も務めさせて頂きました。いまさらですが、学生時代にもう少し勉強をしておけば良かったと思っております(笑)
─ 最後に、座右の銘は?
市瀬さん: 「継続は力なり」です。
─ 今年は、連合三田会大会2025の実行委員長としてもお忙しいと存じますが、当倶楽部でも毎年チケット販売、賞品提供をさせて頂いており、昨年は塾高120番教室をお借りして設立50周年の紹介展示をさせて頂きました。今年は模擬店も出店する予定ですので、出来る限りのご協力をさせて頂きます。お打ち合わせ等に三田倶楽部をご活用ください。是非お越しをお待ちしております。本日は、誠にありがとうございました。